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身体のしくみ【栄養素編】②

いかがお過ごしですか?
ほぐしラウンジ ナチュらく 荻原です。
最近めっきり涼しくなってきましたね。
台風が頻繁に来ている影響もありますが、昼間は暑くても夜は寒いくらいな日が多くなりました。
着る服も昼間と夜では上手に使い分けて、体調を崩して肩こりや頭痛(偏頭痛)などを誘発しないように注意しましょう。肩こりや腰痛、むくみなどは知らず知らずの内に身体(特に脚)を冷やし過ぎているところから来ている事もあります。夜寝る時にも冷やし過ぎには注意したいところですね。

さて、今回は前回掛けなかった「五大栄養素」の残り2つの解説と総括でまとめてみましょう。
【基本編】①でも簡単に書きましたが、「五大栄養素」の残り2つとは「ビタミン」と「ミネラル」になります。身体を動かすためのエネルギーは生み出せませんが、身体のあちこちを維持していくのに重要な役割を担っています。

【栄養素とその働きについて】
④ビタミン
ビタミンは調子を整える働きを持っています。13種類で構成されていて、それぞれ身体の中で異なる働きをしてくれます。油に溶ける性質を持つ【脂溶性ビタミン】と水に溶ける性質を持つ【水溶性ビタミン】があります。
13種類すべてで働きが異なるため、どれか摂っているから良いと言うものではなく必要な量を状態に合わせて適度に摂取する必要があります。摂取量が多すぎたり少なすぎると「過剰症・欠乏症」と言った様々な症状が現れ、貧血や血液凝固といった血液異常や口内炎・皮膚炎などのちょっとした不調から中枢神経障害・・脚気・胃腸障害といった重篤にも繋がり得る不調の原因ともなります。
通常の食生活をしている中では過剰摂取は滅多に起こりませんが、健康食品やサプリメントといった高濃度に配合されている食品で摂取する場合には十分注意する必要があります。

≪脂溶性ビタミン≫
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、の4種類
油に溶ける性質を持つので、脂質と一緒に摂取すると吸収率が上がります。
性質上、排泄され難いため過剰に摂取し過ぎると体内に蓄積され過ぎる事があり、短期間の過剰摂取には注意する必要があります。

≪水溶性ビタミン≫
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、の9種類
水に溶けやすい性質。人間の身体の60~70%は水分で出来ているので、体内に吸収されやすいが水分(汗・排尿)と共に体外に排泄もされやすく貯蔵が利きません。このため、日々こまめな摂取が必要となります。

「ビタミン」の13種類それぞれの働きや含まれている食品などはウィキペディアを参照したり、専門サイトで確認していただければ簡単に分かると思います。機会があればこちらでも簡単な説明などを記載するかも知れませんけど(・_・;)

⑤ミネラル
「ミネラル」は「無機質」とも言います。地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものを「ミネラル」といいます。人体に栄養素として欠かせない「ミネラル」は16種類となります。
16種類の内訳は、ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素、となります。
人体に必要な「ミネラル」は体内で生成する事が出来ないので食べ物から摂取する必要があります。
体内での消費量が少なく少量摂取すれば良いものと、人体の中で多く使われるため多く摂取した方が良いものがあります。しかし「ミネラル」は体内に貯蔵されない成分も多く、また短期間に摂り過ぎても弊害があるので取り方に注意が必要です。「ビタミン」同様、最近は健康食品やサプリメントなどで簡単に摂取できる反面、多数のサプリメントで栄養素を補えば問題ないと考えていると危険です。1つのサプリメントで多数の「ミネラル」を含んでいる場合もありますので、複数のサプリメントを摂取する場合には入っている栄養素を確認して過剰摂取に気を付けるよう十分注意しましょう。
また「ミネラル」は元素の働きがあるため、他の成分の影響を受けます。食べ合わせによっては吸収されづらかったり吸収を妨げられる事もあれば、吸収を促してくれる組合せ(食べ合わせ)もあります。
吸収を促してくれる働きで有名なのはカルシウム・リンはビタミンD、鉄はビタミンCと一緒に摂取する事で吸収率を高めてくれます。この他にもビタミンEはビタミンCでより効果が高くなり持続性か高まります。食べ合わせなどで有名なニラレバー(レバニラ)もニラの持つアリシンの働きをレバーの持つビタミンB1が結びついて吸収力も効果も上がり相乗効果が得られます。
食べ合わせの良い組合せや悪い組合せについても検索するといろいろ出てきてためになりますよ。

こんな感じに「三大栄養素」が身体を構成して動かしていくのに必要な栄養素に対して、「ビタミン」と「ミネラル」は「三大栄養素」を効率よく働かせる働きを持ちます。「三大栄養素」が身体を機能させるためのメインではありますが、効率よく機能させるためには「ビタミン」と「ミネラル」を加えた「五大栄養素」が必要不可欠な栄養素ともいえます。このように人体を機能的かつ効率的に機能させ、維持・管理するためにも「五大栄養素」をバランス良く摂取する事が必要と言えます。この摂取バランスが崩れや偏りが続く事で身体の不調にも繋がります。また「ビタミン」・「ミネラル」が不足している状態が続くと身体を機能(活動)させる事は出来るけど各器官の維持・管理に何らかの異変(不調)が起こり得るという事です。
現在では健康食品やサプリメントが豊富にもなっているので、多用するあまり特定の栄養成分の重複による過剰摂取にも十分注意する必要がありそうですね(;^_^A

上田市含め周辺地域のみなさん、日々の温度変化などで体調を崩しやすい季節でもあります。普段の生活から注意して調子を崩す前にこまめなメンテナンス(マッサージ・リラクゼーションなど)を心掛けましょう!!
それでは☆彡

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