突発的な体の痛みはなぜ起きるのか？

突発的な体の痛みは、日常生活で経験することがある不快な症状です。その原因は多岐にわたり、軽度なものから、医療機関の受診が必要な病気が潜んでいる場合までさまざまです。

寝違えなどの突発的な痛みについては、ブログ寝違えなどによる急な首痛　原因と対策・対処方法で紹介していますが、その他にも突発的な痛みは多数あり、それらのいくつかについて以下に解説します。

突発的な体の痛みの主な原因

突発的な痛みは、しばしば「神経痛」として総称されます。特定の末梢神経の領域に起こる痛みのことで、以下のような原因が考えられます。

1. 神経の圧迫や損傷
   • 腰椎椎間板ヘルニア、頸椎症など: 椎間板や骨が神経を圧迫することで、腰や首、手足に鋭い痛みが走ることがあります。
   • 腫瘍、動脈瘤: 神経の近くにできた腫瘍や動脈瘤が神経を圧迫し、痛みが生じることがあります。
   • 外傷: 事故やケガによって神経が直接損傷を受けると、痛みが生じます。
2. 感染症
   • 帯状疱疹: ウイルス感染により神経が炎症を起こし、皮膚に発疹とともに激しい痛みが現れます。
3. 筋肉や関節の問題
   • 筋肉の過度な負荷（ぎっくり腰、肉離れなど）: 急な動きや重労働によって筋肉が損傷し、強い痛みが起こります。
   • 関節の炎症や変形: 関節炎や骨粗しょう症などが原因で、関節に痛みが生じることがあります。
   • 線維筋痛症: 全身の広範囲に強い痛みが慢性的に続く病気で、明確な原因は不明ですが、脳の機能障害や精神的ストレスなどが関係していると考えられています。
4. 内臓の疾患
   • 内臓の病気: 胆石や尿路結石、胃潰瘍などが原因で、関連する部位に強い痛みが突然起こることがあります。
5. 原因不明（特発性）
   • 精密検査を行っても痛みの原因となる病気が見つからない場合があります。三叉神経痛などがこれに分類されることもあります。ストレスや冷えが関与している可能性も指摘されています。

突発的な痛みの対策・対処法

痛みの原因によって適切な対処法は異なりますが、一般的な対処法と予防策について解説します。

応急処置

• 安静にする: 痛みが強い場合は、無理に動かず安静にすることが最も重要です。
• 冷却または温める:
  • 冷却: 筋肉痛や炎症が疑われる場合（患部に熱感や腫れがある場合）は、氷のうなどで冷やし、炎症を抑えます。
  • 温める: 強い痛みや熱感がなければ、患部や全身を温めることで血行を促進し、痛みの軽減につながることがあります。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることや、蒸しタオルを使うのが効果的です。
• 市販の鎮痛剤を使用する: 痛みがひどい場合は、医師や薬剤師に相談の上、市販の鎮痛剤を服用するのも一つの方法です。

予防と生活習慣の見直し

• 適度な運動:
  • 筋力不足や筋肉のバランスの悪さは、関節や筋肉に負担をかけ、痛みの原因となります。日頃から適度な運動を取り入れ、筋力を維持しましょう。
  • 運動前後のウォーミングアップとクールダウンをしっかり行い、筋肉の柔軟性を高めることが重要です。
• 姿勢の改善:
  • 長時間のデスクワークなどで猫背になると、首や肩、腰に負担がかかり、痛みにつながることがあります。正しい姿勢を意識し、こまめにストレッチをしましょう。
• 冷え対策:
  • 体が冷えると血行が悪くなり、痛みを引き起こしやすくなります。体を温かく保ち、冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎないようにしましょう。
• 十分な休養と睡眠:
  • 疲労や睡眠不足、ストレスは痛みを悪化させる要因となります。質の良い睡眠を十分にとり、心身ともにリラックスすることが大切です。
• バランスの取れた食事:
  • 筋肉の修復にはタンパク質、疲労回復にはビタミンB群やCなどが不可欠です。バランスの取れた食事を心がけましょう。
• 定期的な身体のケア・メンテナンス
  • 温泉などでリフレッシュを図ったり、ヨガやマッサージ(もみほぐし)や整体など、ストレッチをしたりマッサージで身体をほぐし筋肉のコンディションを定期的に整える。

医療機関を受診する目安

以下のような場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診しましょう。

• 痛みが非常に強く、日常生活に支障をきたす場合
• 痛みが数日経っても改善しない、または悪化する場合
• 発熱、麻痺、しびれ、めまいなどの他の症状を伴う場合
• 痛みの原因がはっきりしない場合
• 過去に大きな病歴や外傷がある場合

突発的な体の痛みは、単なる筋肉痛や疲労からくるものだけでなく、深刻な病気のサインである可能性もあります。痛みの状態をよく観察し、適切な対処を行うことが重要です。また、生活習慣からくる疲労の蓄積などにより突発的な痛みを引き起こす一つの要因になっている事もあります。日頃から身体を労わりこのような要因を作らないようにする事も必要となります。
医療機関では【異常なし】と診断された場合でも、何かしらの痛みの原因となる不調を内包している場合もあります。鍼灸や整体、リラクゼーション(マッサージやもみほぐし)などの民間施術の活用などで不調改善に繋がる事もあります。体の様子をみながらこういった事を活用する事も調子の改善に繋がる事があるため活用してみるのも一つの方法となります。

当店「ほぐしラウンジ　ナチュらく」では、施術歴１２年の経験から各技法の良いところを組み合わせた独自の手技を研究し習得。さらには各技法をより効果的に発揮できる揉み方を研究・開発。基本の施術だけでなく、これらを総合的に取り入れた施術をする事でエリアトップクラスの高いレベルの施術の提供を行っています。この研究・開発した施術の中には筋膜マッサージ(筋膜リリース)やオイルリンパ(リンパドレナージュ)など、多数の理論・技術を取り入れた施術も含まれています。
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また、このコラムのように健康や健康管理に関連した話など、状態や状況などから関連した事や施術していく中で気づいた事などに基づいて、より健康的な生活習慣に繋がるような話やオススメな事などもお話させていただいております。お身体のメンテナンスやケアだけでなく、こういった雑学など含め癒しの時間としてご活用いただけると嬉しい限りです。

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