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【夏の便利グッズ具体例】冷やしすぎによる健康被害

近年手軽に持ち運べる「ネックファン」や「ネッククーラー」などは夏の必須アイテム!!
こういった冷却グッズは暑さ対策に非常に有効ですが、使い方を誤ったり過剰に使用し過ぎると思わぬ健康被害を引き起こす可能性があります。特に、首元を冷やしすぎることによる弊害は様々な不調の引き金となるため注意が必要です。

1. 冷やしすぎによる弊害とそのプロセス

首には、体温調節を司る重要な血管や神経が集中しています。特に、首の側面にある太い血管(頸動脈)を冷やすことで、体全体を効率的に冷やすことができます。しかし、長時間にわたって冷やしすぎると、以下のようなプロセスで健康被害が起こります。

プロセス1:筋肉の緊張と血行不良

  • 冷却による筋肉の収縮: 冷たい風や冷却プレートが長時間首に当たると、首や肩の筋肉が冷やされて硬く収縮します。
  • 血行不良: 筋肉が硬くなると、その周辺の血管が圧迫されて血行が悪くなります。
  • 悪循環: 血行が悪くなると、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物が蓄積しやすくなります。これがさらに筋肉の緊張を悪化させ、肩こりや首のこりを引き起こします。

プロセス2:自律神経の乱れ

  • 自律神経の役割: 自律神経は、体温調節、心拍、血圧、消化など、体の様々な機能をコントロールしています。自律神経には、活動時に優位になる「交感神経」と、リラックス時に優位になる「副交感神経」があり、この2つのバランスが健康を保つ上で重要です。
  • 冷えによる交感神経の優位化: 首元が冷やされると、体は「冷えている」と認識し、体温を逃がさないように交感神経が活発になります。
  • バランスの乱れ: 本来、リラックスするべき時にも交感神経が優位な状態が続くと、自律神経のバランスが崩れてしまいます。これにより、様々な体調不良が引き起こされます。

2. 冷やしすぎによって引き起こされる主な症状

上記のようなプロセスを経て、以下のような症状が現れることがあります。

局所的な症状

  • 肩こり・首のこり: 冷えによる筋肉の収縮と血行不良が主な原因です。
  • 頭痛: 首や肩の筋肉の緊張からくる「緊張型頭痛」が代表的です。こめかみ、おでこ、目の奥などが締め付けられるような痛みを伴うことがあります。
  • 寝違え: 首の筋肉が硬くなり、可動域が狭くなることで、朝起きた時に首が回らないといった症状が起こりやすくなります。
  • 凍傷: 特に保冷剤などを使用する場合、直接肌に当てると低温やけど(凍傷)のリスクがあります。

全身的な症状(自律神経の乱れによるもの)

  • 倦怠感・疲労感: 自律神経のバランスが崩れると、体の機能がうまく働かず、慢性的なだるさや疲労感を感じやすくなります。
  • 不眠: 交感神経が優位な状態が続くと、体が興奮状態となり、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。
  • めまい・立ちくらみ: 血圧や血流のコントロールがうまくいかなくなることが原因で起こります。
  • 消化器系の不調: 消化器系の働きが低下し、腹痛、下痢、便秘などが起こりやすくなります。
  • 冷え性: 血管が収縮した状態が続くことで、手足の末端まで血流が届きにくくなり、冷えが悪化することがあります。
  • 免疫力の低下: 体温の低下は免疫力の低下にもつながり、風邪をひきやすくなることがあります。

3. 正しい使用方法と注意点

冷やしすぎによる健康被害を防ぐためには、以下の点に注意して使用することが大切です。

  • 長時間の連続使用を避ける: 30分~1時間使用したら一度外し、休憩を挟むなど、こまめに使用するようにしましょう。
  • 直接肌に当てすぎない: 冷たすぎる場合は、薄いタオルなどを間に挟んで使用し、肌への刺激を和らげましょう。
  • 室内での使用に注意: 特にエアコンが効いている室内では、体が冷えすぎることがあります。室温や体調に合わせて使用時間を調整しましょう。
  • 症状が出たら使用を控える: 首や肩にこりや痛みを感じたり、頭痛がするなど、少しでも不調を感じたら使用を中止し、首元を温めるなどして対処しましょう。

「ネックファン」や「ネッククーラー」は、熱中症対策には有効なアイテムです。しかし、体のサインを見逃さず適切に使用することで、健康的な夏の過ごし方につながります。
また、こういった便利グッズだけに限らず、生活の中で身体を冷やす行動などを重ねる事でも冷やしすぎによる健康被害を引き起こす事もあります。一つ一つは大した事ではなくても、重なってしまう事で誘発したりします。冷えは免疫力の低下を招き体調不良にも直結しますので、そういった事も併せて気を付けたいものです。

当店「ほぐしラウンジ ナチュらく」では、施術歴12年の経験から各技法の良いところを組み合わせた独自の手技を研究し習得。さらには各技法をより効果的に発揮できる揉み方を研究・開発。基本の施術だけでなく、これらを総合的に取り入れた施術をする事でエリアトップクラスの高いレベルの施術の提供を行っています。この研究・開発した施術の中には筋膜マッサージ(筋膜リリース)やオイルリンパ(リンパドレナージュ)など、多数の理論・技術を取り入れた施術も含まれています。
具体的には、筋肉に対して押す・揉む・伸ばすなどマッサージ(もみほぐし)的技術だけでなく、筋膜マッサージ(筋膜リリース)や整体の技術を取り入れたほぐしの施術やリンパを流したり整える施術など大体10種類くらい(?)の多彩な技術もみほぐしコースとして普通に取り入れた施術をお客様の状態や希望により組み合わせた施術を提供しています。その他にもリフレクソロジーやハンドリフレなど、もみほぐしとは別の専用施術なども取り入れています。

メニューやコースなどの詳細は施術メニューでご確認いただけます。

また、このコラムのように健康や健康管理に関連した話など、状態や状況などから関連した事や施術していく中で気づいた事などに基づいて、より健康的な生活習慣に繋がるような話やオススメな事などもお話させていただいております。お身体のメンテナンスやケアだけでなく、こういった雑学など含め癒しの時間としてご活用いただけると嬉しい限りです。

気軽にご利用してみてください。お待ちしております。

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