新着情報・コラム

ほぐしラウンジナチュらくの新着情報や美容・健康コラム

  1. HOME
  2. ブログ
  3. お身体のケア・対策
  4. 【人体のしくみ】体調不良が起こる基本的な一連の流れについて

【人体のしくみ】体調不良が起こる基本的な一連の流れについて

体調不良は、外部または内部からの様々な要因が身体の恒常性(ホメオスタシス)を乱し、その結果として症状が発現するプロセスです。まるで、家の中に侵入者(要因)が入り込み、警報(生体反応)が鳴り、家がダメージを受け(病態生理学的変化)、その結果、窓ガラスが割れている(症状)と気づくようなものだと考えると、その流れを理解しやすくなります。

体調不良が起こる基本的な一連の流れ

1. 要因の発生(引き金)

体調不良の最初のステップは、何らかの「要因」が身体に作用することです。これは、体にとっての「異変」や「刺激」となります。

  • 物理的要因: 高温多湿の環境(例:真夏の炎天下での作業)、物理的な衝撃(例:転んで膝を強く打つ)など。
  • 化学的要因: 病原体(例:インフルエンザウイルス)、毒素(例:賞味期限切れの食べ物に含まれる細菌や毒素)など。
  • 生物学的要因: アレルゲン(例:花粉症の人がスギ花粉を吸い込む)など。
  • 精神的・社会的要因: 精神的ストレス、睡眠不足、疲労の蓄積(例:仕事で大きなプレッシャーがかかり、連日残業が続く)など。

2. 生体反応の開始(体の対応)

要因が体に作用すると、体はそれに対して「何とかしよう」と反応を始めます。これは、体を守ろうとする防御反応であったり、初期の異常信号であったりします。

  • 免疫応答: ウイルス侵入時に免疫細胞が活性化し、炎症性物質を放出する(例:インフルエンザウイルスに体が「警備員」を送り出す)。花粉を異物と認識し、ヒスタミンなどの化学物質を放出する(例:花粉を「有害だ!」と過剰に反応する)。
  • 細胞損傷と修復: 物理的な衝撃で細胞が壊れ、血管が傷つき出血が始まり、同時に修復のための細胞が集まり始める(例:膝を打った部分の細胞が傷つき、修理が始まる)。
  • 内分泌・神経系の変化: ストレスによりホルモンバランスが乱れ、自律神経が優位になり、心拍数や血圧が上昇する(例:ストレスで体が「非常事態だ!」と戦闘態勢に入る)。

3. 病態生理学的変化(体の内部で起こる異常)

生体反応がさらに進むと、体の内部で具体的な「異常な状態」が形成されます。これが病気の本質的な部分です。

  • 炎症: サイトカインの影響で全身の血管が拡張し、体温が上昇する(例:インフルエンザで全身に「火災警報」が鳴り、喉に炎症が起こる)。出血や細胞の損傷により、打撲部位に腫れや熱を持つ(例:膝の打ち身で水が漏れ、床が水浸しになる)。
  • 機能不全: 細菌の毒素が腸の細胞に作用し、水分吸収が阻害されたり腸の動きが異常になったりする(例:食中毒でキッチンの排水管が詰まる)。自律神経の乱れが続き、消化器系の働きが低下して胃の不快感が生じる(例:ストレスで家の電気系統が不安定になる)。
  • 組織の変性・壊死: 重度の損傷や慢性的な負荷により、細胞が変性したり、死滅したりする。

4. 症状の発現(体からのサイン)

内部で起こっている病態生理学的変化が、私たちの「感覚」や「外見」として現れるのが症状です。これは、体が問題を抱えていることを示すサインです。

  • 自覚症状: 患者自身が感じる不快感や異常(例:インフルエンザでの高熱、全身の倦怠感、関節痛、喉の痛み。食中毒での吐き気、腹痛、下痢)。
  • 他覚症状: 医師や周囲の人が観察できる客観的な兆候(例:顔が赤い、額に汗をかいている、呼吸が荒い、咳をしている。膝が腫れている、皮膚が青くなっている)。

5. 身体への影響と経過(その後の道のり)

症状が出た後、体調不良は様々な経過をたどります。

  • 急性期: 症状が急激に発現し、短期間で経過する(例:数日で回復する風邪)。
  • 慢性期: 症状が長期間にわたり持続する、または繰り返し起こる(例:花粉の季節に毎年症状が出るアレルギー性鼻炎、自覚症状なく進行する高血圧)。
  • 回復期: 適切な治療や自然治癒力により、症状が軽減し、身体機能が回復していく段階(例:インフルエンザ後の倦怠感が取れて、食欲が戻る)。
  • 悪化期: 症状がさらに進行し、合併症を引き起こす段階(例:風邪が肺炎に進行する)。
  • 後遺症: 病気や外傷が治癒した後も、機能障害や症状が残ること(例:脳卒中後に手足に麻痺が残る)。

この一連の流れを理解することで、なぜ体調不良が起こるのか、そしてどのように対処すべきかが見えてくるはずです。
ご自身の体調で何か気になる点がある場合には楽観視せずに、まずは身近な方や医療機関へのご相談をおすすめします。

当店「ほぐしラウンジ ナチュらく」では、施術歴12年の経験から各技法の良いところを組み合わせた独自の手技を研究し習得。さらには各技法をより効果的に発揮できる揉み方を研究・開発。基本の施術だけでなく、これらを総合的に取り入れた施術をする事でエリアトップクラスの高いレベルの施術の提供を行っています。この研究・開発した施術の中には筋膜マッサージ(筋膜リリース)やオイルリンパ(リンパドレナージュ)など、多数の理論・技術を取り入れた施術も含まれています。
具体的には、筋肉に対して押す・揉む・伸ばすなどマッサージ(もみほぐし)的技術だけでなく、筋膜マッサージ(筋膜リリース)や整体の技術を取り入れたほぐしの施術やリンパを流したり整える施術など大体10種類くらい(?)の多彩な技術もみほぐしコースとして普通に取り入れた施術をお客様の状態や希望により組み合わせた施術を提供しています。その他にもリフレクソロジーやハンドリフレなど、もみほぐしとは別の専用施術なども取り入れています。

メニューやコースなどの詳細は施術メニューでご確認いただけます。

また、このコラムのように健康や健康管理に関連した話など、状態や状況などから関連した事や施術していく中で気づいた事などに基づいて、より健康的な生活習慣に繋がるような話やオススメな事などもお話させていただいております。お身体のメンテナンスやケアだけでなく、こういった雑学など含め癒しの時間としてご活用いただけると嬉しい限りです。

気軽にご利用してみてください。お待ちしております。

関連記事