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マッサージ(もみほぐし)の健康管理における有用性について

マッサージ(もみほぐし)の健康管理における多角的有用性

マッサージ(もみほぐし)は、単なるリラクゼーションに留まらず、科学的にもその多岐にわたる健康効果が裏付けられつつあります。身体への直接的な作用から精神・神経系への影響、さらには特定の状態や疾患に対する補助的な役割まで、そのメカニズムと具体的な有用性を深く掘り下げて解説します。

1. 身体への効果:メカニズムと具体的影響

マッサージは、物理的な刺激を通じて身体の様々なシステムに働きかけ、機能改善を促します。

筋肉・筋膜への作用

  • 筋緊張の緩和と柔軟性・可動域の向上: マッサージの圧迫や伸張は、硬くなった筋繊維を物理的に引き伸ばし、柔軟性を回復させます。これにより、筋肉の滑走性が改善し、スムーズな動きが可能になります。特に、筋肉や内臓を包む筋膜の癒着を剥がすことで、痛みや可動域制限の改善に貢献します。
  • 疲労物質の排出促進と修復加速: 筋肉活動によって生じる乳酸などの疲労物質は、血流が滞ると蓄積します。マッサージは血流を促進することでこれらの疲労物質を効率的に運び去り、新鮮な酸素と栄養を供給します。さらに、激しい運動などで生じた筋肉の微細な損傷に対し、炎症物質の排出を促進し、修復プロセスを加速させ、筋肉痛の軽減や回復時間の短縮に寄与すると考えられています。

循環器系への影響

  • 血流・リンパ流の改善: マッサージによる圧迫と開放の繰り返しは、毛細血管の血流を促進し、新たな毛細血管の生成を促す可能性も示唆されています。また、特に四肢末端から心臓への静脈還流を促進することで、むくみの軽減や老廃物の排出を助けます。リンパ液は心臓のようなポンプ機能を持たないため、マッサージ、特にリンパドレナージュはリンパ管の動きを促進し、リンパ液の排を助けることで、むくみの軽減やデトックス効果を高め、免疫細胞の運搬促進にも寄与します。

消化器系への影響

  • 腸蠕動運動の促進と消化機能の改善: 腹部のマッサージは、腸の蠕動運動を活性化させ、便秘の解消や消化機能の改善に役立つことがあります。リラックス効果により副交感神経が優位になることで、消化吸収が促進されやすくなります。

2. 精神・神経系への効果:詳細なメカニズム

マッサージは、心身のリラックスと精神的な安定に深く関与する神経伝達物質やホルモンに影響を与えます。

自律神経系の詳細なメカニズム

  • 副交感神経の優位化とストレスホルモンの抑制: マッサージによる心地よい触覚刺激は、迷走神経を介して脳に伝わり、副交感神経活動を亢進させます。これにより、心拍数の低下、血圧の安定、呼吸の深化などが起こり、心身がリラックス状態になります。また、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンといったストレスホルモンの分泌が抑制されることが複数の研究で示されており、ストレス応答が緩和されます。

神経伝達物質への影響

  • 幸福感・安心感をもたらす物質の増加: マッサージは、精神的な安定や幸福感をもたらす神経伝達物質(ロトニン、オキシトシン、ドーパミンなど)の分泌を促進すると考えられています。セロトニンは気分を安定させ、オキシトシンは安心感や絆をもたらし、ドーパミンは喜びや意欲を高めます。さらに、脳内麻薬とも呼ばれるβ-エンドルフィンの分泌を促し、鎮痛効果や多幸感をもたらします。

睡眠の質の改善

  • マッサージによるリラックス効果と自律神経のバランス調整は、眠をスムーズにし、深い睡眠(ノンレム睡眠)の割合を増やすことで、睡眠の質を向上させます。これは不眠症に悩む人にとって有効な非薬物療法となり得ます。

3. 特殊なケースにおける有用性

マッサージ(もみほぐし)は、特定の状況や対象者に対してもその有用性を発揮します。

  • アスリートのパフォーマンス向上とリカバリー:
    • プレマッサージ: 試合前に行うことで、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進し、ウォーミングアップ効果を高め、精神的な集中力も向上させます。
    • ポストマッサージ: 運動後に行うことで、筋肉の疲労回復を促進し、筋肉痛を軽減し、怪我のリスクを低減します。定期的なマッサージは、オーバートレーニング症候群の予防や、疲労の蓄積を防ぎ、長期的なアスリートのキャリアをサポートします。
  • 慢性疼痛管理: 筋肉の緊張や血行不良に起因する非特異的腰痛や、線維筋痛症における痛みの軽減に補助的に有効であることが示唆されています。血行改善、筋緊張の緩和、心理的なリラックス効果が複合的に作用し、痛みの悪循環を断ち切る手助けをします。
  • 高齢者のQOL(生活の質)向上: 筋肉の柔軟性や関節の可動域を維持し、転倒予防や日常生活動作(ADL)の改善に貢献します。また、身体接触は孤独感の軽減や安心感をもたらし、精神的な健康をサポートします。
  • 緩和ケアにおける役割: がん患者や終末期の患者に対して、痛みや不快感の軽減、不安やストレスの緩和、リラックス効果をもたらし、QOLの向上に大きく貢献します。

4. マッサージの種類と効果の関連性

マッサージには様々な種類があり、それぞれ得意とする効果が異なります。

  • スウェディッシュマッサージ: リラクゼーションや血行促進。
  • ディープティシューマッサージ: 深層の筋肉や筋膜の慢性的なコリや痛みの緩和。
  • リンパドレナージュ: むくみやデトックス効果。
  • スポーツマッサージ: アスリートのパフォーマンス向上や疲労回復。
  • タイ古式マッサージ: 身体のストレッチや指圧による柔軟性向上やエネルギーラインの調整。
  • 指圧: 経絡やツボを刺激し、自然治癒力を高める。

自身の目的や身体の状態に合わせて、適切な種類のマッサージを選ぶことが重要です。

5. マッサージの注意点と禁忌

マッサージは多くのメリットがありますが、全ての人に万能というわけではありません。以下の場合は、施術を避けるか、必ず医師の許可を得る必要があります。

  • 急性炎症や感染症: 発熱を伴う炎症、火傷、骨折、捻挫、伝染性の皮膚病など。症状の悪化や感染拡大のリスクがあります。
  • 重度の循環器疾患: 深部静脈血栓症(DVT)のリスクが高い場合、重度の心臓病、高血圧(未治療・不安定な場合)。血栓が剥がれて肺塞栓などを引き起こす危険性があるため厳重な注意が必要です。
  • 悪性腫瘍: がんの転移を促進する可能性が指摘されるため、原則として患部への直接的なマッサージは避けるべきです。ただし、緩和ケア目的のマッサージは、医師の指示のもと、慎重に行われる場合があります。
  • 妊娠初期: 流産のリスクがあるため、特に安定期に入るまでは避けるべきとされます。妊娠後期でも、特定のツボや体位に注意が必要です。
  • その他: 骨粗しょう症、脊髄損傷、神経疾患、特定の薬剤(抗凝固剤など)服用中の場合など、個別の状態に応じて慎重な判断が必要です。

結論

マッサージ(もみほぐし)は、単なる心地よさだけでなく、身体の生理機能から精神的な側面まで多岐にわたる健康効果を持つことが明らかになっています。現代社会のストレス過多な環境において、マッサージはセルフケアの一環としてあるいは専門家による定期的なケアとして、心身の健康を維持し疾病を予防するための強力なツールとなり得ます。

自身の体調や既往歴を考慮し、必要に応じて医療専門家のアドバイスを受けながら適切に活用することが最も重要です。質の高い施術を受けるためには、国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師など、信頼できる専門家を選ぶことをお勧めします。

当店「ほぐしラウンジ ナチュらく」では、施術歴12年の経験から各技法の良いところを組み合わせた独自の手技を研究し習得。さらには各技法をより効果的に発揮できる揉み方も研究・開発。基本の施術だけでなくこれらを総合的に取り入れた施術をする事でエリアトップクラスの高いレベルの施術の提供を行っています。この研究・開発した施術の中には筋膜マッサージ(筋膜リリース)やオイルリンパ(リンパドレナージュ)など、多数の理論・技術を取り入れた施術も含まれています。
このコラムのように、健康管理の一つとしてマッサージ(もみほぐし)があり、これらを上手に生かす事でご自身の健康管理に繋げられます。【お身体は消耗品】なので、自身の生活が潤うように上手に大切に使ってもらうためにもマッサージ(もみほぐし)を有効活用してもらいたいと思います。
まずは気軽にご利用してみてください。

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