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季節の変わり目に起こりやすい首肩周りや腰痛や関節の痛みについて

季節の変わり目に首肩周りや腰痛、関節の痛みを感じやすくなるのは、前回の説明でも触れた気象の変自律神経の乱れが主な要因ですが、それぞれの部位でさらに具体的な影響と関連性があります。

1. 気象の変化による影響と各部位の関連性

1-1. 気温の変化(特に寒暖差)

  • 首肩周り: 首や肩の筋肉は、寒さを感じると無意識に緊張し、硬直しやすくなります。これは、体温を維持しようとする防御反応の一つです。また、厚着をすることで肩がすくんだり、首周りの血行が悪くなったりすることも、こりや痛みを引き起こす原因となります。特に、デスクワークなどで前かがみの姿勢が多い人は、もともと首肩に負担がかかりやすいため、冷えが加わることで症状が悪化しやすいです。
  • 腰痛: 腰周りの筋肉も、冷えによって収縮し、血行が悪くなります。特に、腹部や臀部の冷えは、腰の筋肉の柔軟性を奪い、腰椎への負担を増大させます。また、寒さで動きが鈍くなると、不自然な姿勢で体を動かしてしまうこともあり、それがぎっくり腰などの急性症状につながることもあります。
  • 関節の痛み(手足の関節など): 気温低下により、関節液の粘度が増し、関節の動きがスムーズでなくなり、こわばりや痛みを感じやすくなります。特に、指や膝などの関節は、日常的に動かす機会が多いため、わずかな変化でも痛みを感じやすい部位です。末梢の血行不良も痛みに拍車をかけます。

1-2. 気圧の変化(特に低気圧)

  • 首肩周り・腰痛: 低気圧により、体内の圧力が相対的に高まることで、血管が拡張し、神経を圧迫する可能性があります。特に首肩や腰周りの筋肉は、多くの神経が通っているため、この影響を受けやすいと考えられます。また、気圧の変化は、自律神経のバランスを乱しやすく、筋肉の緊張をさらに高める可能性があります。
  • 関節の痛み: 低気圧が最も影響を与えやすいとされる部位です。関節包内の圧力が高まり、関節内の神経が刺激されることで痛みが誘発されます。特に、古傷や慢性的な関節炎がある部位は、気圧の変化を「予知」するように痛みを感じることがあります。

1-3. 湿度の変化

  • 首肩周り・腰痛: 湿度が高いと、体が重く感じられ、筋肉や関節に負担がかかりやすくなります。また、湿度が高いことで、体が冷えやすくなることもあり、結果として筋肉の硬直を招きます。逆に乾燥すると、体内の水分が不足し、筋肉や関節の柔軟性が低下することも考えられます。
  • 関節の痛み: 湿度が高いことで、関節内の滑液が過剰になったり、組織がむくんだりして、関節の腫れや痛みを引き起こすことがあります。特にリウマチなどの炎症性関節炎を持つ人は、湿度の変化に敏感に反応することが知られています。

2. 自律神経の乱れと各部位の関連性

季節の変わり目は、気温、気圧、湿度の急激な変化だけでなく、日照時間の変化や花粉症などのアレルゲン、新生活への移行などのストレス要因も加わり、自律神経のバランスが乱れやすくなります。

  • 首肩周り: 自律神経が乱れると、交感神経が優位になりやすく、これが全身の筋肉を緊張させます。特に首や肩は、ストレスや緊張がダイレクトに現れやすい部位であり、自律神経の乱れが慢性的なこりや痛みを引き起こす大きな要因となります。寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりすることも、首肩の緊張を解く妨げとなります。
  • 腰痛: 交感神経の優位化は、腰周りの血行不良を招き、筋肉の酸欠状態を引き起こします。また、精神的なストレスは、無意識に体の軸を歪ませたり、前かがみの姿勢を取りやすくしたりすることも、腰への負担を増大させます。
  • 関節の痛み: 自律神経は、血管の収縮・拡張をコントロールしており、そのバランスが崩れると、関節周辺の血流が悪くなり、炎症物質が停滞しやすくなります。また、自律神経の乱れは、痛みの閾値を低下させ、わずかな刺激でも痛みを感じやすくする可能性があります。

3. 全身への影響と相互作用

これらの部位の痛みは、それぞれが独立して起こるわけではなく、密接に関連し合っています。

  • 姿勢の変化: 首肩の痛みやこりがあると、自然と姿勢が悪くなり(猫背など)、その結果、腰への負担が増加し、腰痛を引き起こすことがあります。また、腰痛がある場合、かばうような姿勢になることで、首肩や股関節など他の部位に負担がかかることもあります。
  • 睡眠の質: 季節の変わり目の不調や痛みは、睡眠の質を低下させます。不眠や浅い眠りは、筋肉の回復を妨げ、さらに痛みを感じやすくするという悪循環に陥ります。また、自律神経の乱れも不眠の原因となります。
  • 精神的な影響: 痛みはストレスとなり、それがさらに自律神経を乱し、痛みを増幅させるという悪循環に陥りがちです。特に、天候の変化で体調が悪くなることを予測してしまうと、心理的な影響で実際に症状が出やすくなることもあります。

対策のポイント

季節の変わり目の首肩周りや腰痛、関節の痛みを軽減するためには、以下の対策を複合的に行うことが重要です。

  1. 体を温める: 首、肩、腰、手足の関節など、痛みが出やすい部位を温めることが基本です。温かい服装、湯船に浸かる、ホットパックや使い捨てカイロを活用するなど。
  2. 適度な運動とストレッチ: 血行促進と柔軟性の維持のために、ウォーキング、ストレッチ、軽い体操などを習慣にしましょう。特に首肩や腰周りの筋肉は、定期的にほぐすことが大切です。
  3. 自律神経の調整:
    • 規則正しい生活: 毎日同じ時間に起床・就寝し、十分な睡眠を確保します。
    • バランスの取れた食事: 栄養バランスの取れた食事を心がけ、腸内環境を整えることも自律神経に良い影響を与えます。
    • ストレス管理: リラックスできる時間を作る(アロマ、瞑想、趣味など)、適度な休息を取る。
    • 入浴: シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かることで、体の深部から温まり、リラックス効果も高まります。
  4. 環境調整: 室内環境を快適に保つ(室温、湿度)。特に寝室の環境は重要です。
  5. 姿勢の見直し: 日常生活での姿勢(デスクワーク、スマートフォンの使用、立ち方、座り方)に意識を向け、負担の少ない姿勢を心がけましょう。
  6. 専門家への相談: 痛みが続く場合や悪化する場合は、整形外科医や鍼灸師、理学療法士などに相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。特に、慢性的な疾患がある場合は、天候の変化に合わせたケアについて相談するのも良いでしょう。
  7. マッサージなどによる心身のケア:これといった明確な原因がない場合でも不調箇所を直接的にマッサージ(もみほぐし)やストレッチなどにより筋肉の緊張を緩め不調の改善を図ることは有効な手段の一つです。 不調をケアすることで筋肉や関節周りの緊張状態が緩和し睡眠の質が向上したり本来の調子に戻りやすくなります。

季節の変わり目の不調は、誰もが経験しうるものです。ご自身の体のサインに耳を傾け、早めのケアを心がけることが、症状の悪化を防ぎ、快適に過ごすための鍵となります。

当サロン「ほぐしラウンジ ナチュらく」では、オールハンドによる全身施術。施術歴12年の経験から各技法の良いところを組み合わせた独自の手技を研究し習得。さらには各技法をより効果的に発揮できる揉み方も研究・開発。基本の施術だけでなくこれらを総合的に取り入れた施術をする事でエリアトップクラスの高いレベルの施術の提供を行っています。この研究・開発した施術の中には筋膜マッサージ(筋膜リリース)やオイルリンパ(リンパドレナージュ)など、多数の理論・技術を取り入れた施術も含まれています。また、人の手による施術はスキンシップ効果により幸せホルモン(オキシトシン)の分泌を促す事は有名で、心身の健康にも良い効果を促す分泌物です。首こりや肩こりなど気になる箇所のコリや疲れ・痛みなどをほぐしお体の調子向上や改善を促すことで相乗効果を促します。睡眠の質の向上や血行促進が促されてコリや疲労・痛みなどの軽減に繋がるだけでなく生理的な不調の活性化も促せますので、是非体調管理にご利用ください。

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